土地を購入するときには、多くの方が住宅ローンを利用するのではないでしょうか。
しかし、住宅ローンを組むと審査や手数料が発生するため、現金で購入を検討している方もいるでしょう。
そこで今回は、住宅ローンを組まずに現金で土地を購入するメリット・デメリットや注意点をご紹介します。
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住宅ローンを組まずに現金で土地を購入するメリット
住宅ローンを組まずに現金で土地を購入するメリットは、以下のとおりです。
事前に現金購入の特徴を押さえておけば、土地を購入する方法で迷ったときにも役立ちます。
現金一括購入のメリット①手数料がかからない
住宅ローンを組まずに現金で土地を購入すれば、金利や手数料は発生しません。
保証会社を利用する手間も省けるため、諸費用を削減することができます。
とくに、住宅ローンの事務手数料や保証料は金額が大きくなる傾向があります。
まとまった資金があり、諸費用を抑えたい方は、住宅ローンを組むだけでなく現金一括での購入も検討すると良いでしょう。
現金一括購入のメリット②審査を受ける必要がない
住宅ローンを利用する際には、仮審査と本審査を通過する必要があります。
一般的には、売買契約を締結する前に仮審査を受け、売買契約後に本審査をおこないます。
両方の審査を合わせると、3〜4週間ほどの期間が必要となり、結果によっては引き渡しが長引く可能性があるでしょう。
一方、土地を現金一括で購入すると、審査を省略することができます。
審査に必要な書類準備なども省けるため、買主の負担も軽減されるでしょう。
現金一括購入のメリット③抵当権の設定は必要ない
住宅ローンを利用する場合、不動産に抵当権を設定する必要があります。
しかし、土地の購入を現金一括でおこなう場合、抵当権の設定は不要です。
抵当権設定に伴う登録免許税や司法書士への報酬も不要となるため、土地購入にかかる費用を削減できます。
多くのケースでは、現金一括で購入する方が、住宅ローンを利用するよりもトータルコストが少なくなる可能性が高いでしょう。
ただし、土地購入後には「所有権移転登記」をおこなう必要があります。
登記を司法書士に依頼する場合は、委託費が発生するため、事前に準備しておきましょう。
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住宅ローンを組まずに現金で土地を購入するデメリット
土地を現金一括で購入すると、さまざまなメリットが得られます。
しかし、デメリットもしっかりと押さえておかないと、失敗する可能性があるので注意が必要です。
土地の現金一括購入を検討している方は、代表的な3つのデメリットを知っておきましょう。
現金一括購入のデメリット①まとまった現金が必要になる
住宅ローンを組まずに土地を購入すると、まとまった現金が一気に減ることがほとんどです。
不動産購入は大きな支出であるため、まとまった現金がなくなると、子育てや病気・介護などの際に困る可能性があります。
ライフスタイルの変化に対応できなくなるリスクもあるため、土地を現金で購入する際は慎重に計画を立てることが重要です。
土地購入後にまとまった費用がなくなっても対応できるよう、一定の資金は残しておく必要があります。
資金計画を立てる際には、将来的なイベントや予期せぬ困りごとも考慮することが大切です。
場合によっては、住宅ローンを利用した方が資金運用がスムーズに進むこともあります。
各家庭の構成や希望に合わせて、どのように土地を購入するかを慎重に検討する必要があります。
現金一括購入のデメリット②住宅ローン控除が利用できない
土地を一括購入すると、住宅ローン控除を利用することができません。
住宅ローン控除とは、住宅ローンの返済残高に応じた一定比率の金額を所得税から控除する制度です。
この制度を利用すると、最大10年間にわたり所得税の控除を受けることができます。
住宅ローン控除が適用されない場合、大幅な節税効果を逃す可能性があるため、慎重に検討することが重要です。
しかし、住宅ローンを利用するには、登記費用や保証料が必要となります。
長期間にわたって返済を続ける必要があるため、住宅ローンを組むのと一括購入のどちらが良いかは一概に決められません。
それぞれのメリット・デメリットを考慮し、総合的に判断することが求められます。
現金一括購入のデメリット③親の資金で購入すると親名義になる
自己資金で土地を購入すれば、名義人は自分になります。
しかし、親の資金で土地を購入した場合、基本的には親名義で所有されます。
自分の名義にするためには、親から購入資金を借り入れ、金銭消費貸借契約を締結する方法が有効です。
そのほかにも、親から購入資金の贈与を受けて贈与契約を締結する方法がありますが、この方法では贈与税の支払いが必要になる可能性があります。
土地購入の方法によっては後々の手続きが煩雑になる場合があるため、購入方法は慎重に検討する必要があります。
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住宅ローンを組まずに現金で土地を購入するときの注意点
現金で土地を購入するときには、いくつか注意点を押さえておかなければなりません。
返済負担があるからと住宅ローンを組まずに現金一括で購入してしまうと、契約後に失敗する可能性があります。
土地購入で後悔しないためにも、以下の注意点を把握しておきましょう。
注意点①税務調査が入る可能性がある
まとまった資金を一度に使うと、税務調査が入る可能性があります。
これは、大きな資金の流れを確認するためにおこなわれるもので、贈与税の課税対象かどうかを確認することが一般的です。
不動産の現金一括購入の場合、税務署からお尋ねが届く可能性が高くなります。
この書面に正しく回答しないと、正式な税務調査が入るおそれがあるため、注意が必要です。
ただし、正当な資金で適正な申告をしていれば、調査が入る心配はありません。
連絡が来ても慌てないために、あらかじめ資金の流れがわかる書類を準備しておくことが重要です。
準備すべき書類には、不動産の売買契約書や金銭消費貸借契約書などがあります。
注意点②金融機関に現金一括購入をすると事前に伝えておく
土地を現金で支払う場合、その旨をあらかじめ金融機関に伝えておく必要があります。
引き出す銀行にもよりますが、多額の現金は支店に在庫がない場合があります。
すぐに対応できないこともあるため、1,000万円以上を引き出す際は、数日前に連絡しておくことが重要です。
まとまった資金が用意できないと、引き渡しが長引く可能性があり、場合によっては土地の購入を断念しなければならないこともあります。
希望の不動産をスムーズに購入するためにも、現金は早めに準備しておくことが大切です。
注意点③共有名義では贈与になる可能性がある
共有名義とは、1つの不動産に複数の名義人がいる状態のことです。
現金一括購入でも共有名義は可能ですが、登記の際には税金に注意が必要です。
資金の負担割合によっては贈与とみなされ、不動産購入後に贈与税が発生する可能性があります。
余計な費用を避けるためにも、購入資金の割合は慎重に決めることが重要です。
場合によっては、単独名義の方が税金を抑えられる可能性もあるため、資金計画の段階で事前に話し合っておくことをおすすめします。
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まとめ
土地購入を現金一括でおこなうメリットは、手数料の支払いや審査が不要になることです。
しかし、まとまった現金が必要になることや、住宅ローン控除を利用できないことはデメリットに挙げられます。
ケースによっては、税務調査が入る可能性があるだけでなく、まとまった資金が用意できないおそれもあるので注意しましょう。
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シルバシティ スタッフブログ編集部
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