桜新町駅は、渋谷から離れていない立地でありながらも、とても落ち着いた静かな街です。
春を迎えると、駅前は満開の桜で彩られ、まさに駅名通りの美しい風景が広がります。
街のいたるところで「サザエさん」一家のモニュメントや看板に出会えることでも知られていますが、桜新町は「サザエさんの街」としても有名です。
下町情緒に溢れ、のんびりと時間が過ぎていく印象の桜新町。
そんな桜新町駅の住みやすさ、子育てのしやすさや、交通アクセス、治安についてご案内します。
【交通】
桜新町駅には東急田園都市線が乗り入れており、準急と各駅停車が停まります。
渋谷からは約9分の場所にあり、通勤通学には便利な立地です。
新宿までは一度乗り換えて約21分、池袋は約26分で到着でき、
都心部へ出るためのアクセスも良好で人気です。
しかしながら朝のラッシュはひどく、スマートフォンなども見られないほどの混雑で、遅延発生も珍しくありません。
バス路線は成城学園前や目黒へ向かう線があり、デパートや映画館がある二子玉川にも移動することができ、便利に利用できます。
【街並み】
知らない人はいないであろう人気漫画、「サザエさん」の磯野家は「東京都世田谷区桜新町あさひが丘3丁目」に住んでいます。
原作者であった長谷川町子さんも、生前は桜新町にお住まいで、地元を深く愛していました。
サザエさんに出てくる「三河屋」さんは数年前まで営業していたそうです。
また、花沢さんのおうちの「花沢不動産」はモデルになったお店があるとのこと。
そんなふうに、そこかしこに磯野家のキャラクターが見え隠れし、町全体で「サザエさん」の雰囲気が味わえる、温かみのある街です。
賑やかな駅前から大通りに沿ってはマンションが多いです。
しかし大通りは常に交通量が多いため、騒音や排気ガスが気になるようであれば、道を一本奥に入った場所の物件を選ぶとよいでしょう。
少し離れるだけで閑静な住宅街となり、賑やかな駅前と比較して、静かでとても落ち着いています。
同じ沿線の三軒茶屋駅と比べると、家賃は若干安めです。
ファミリー層も多く住んでいますが、学生も多いため、一人暮らしに手頃なアパートも探すと見つかります。
南口方面にある「桜新町商店街(サザエさん通り)」は、世田谷区内でも大変きれいで整備されており、雰囲気がよいと言われる商店街です。
「桜新町商店街」には個人で経営しているお店が多く、おしゃれな洋菓子店や飲食店、居酒屋などはとても充実しています。
大型の商業施設はないですが、買い物は、駅前のピーコック、サミット、自転車10分以内に西友、マルエツなどがあります。
用賀駅まで行けばオーケーストアもあり、不便なことはありません。
ただし娯楽施設はなく、映画などを見るには渋谷方面に出ることが多くなるでしょう。
外食については、駅前には一人でもファミリーでも利用しやすいチェーン店が多いですが、思わず足を止めるようなカフェもたくさんあります。
駅付近から商店街にかけて、内科、小児科をはじめ歯科や皮膚科などの、評判の良いクリニックがそろっており、医療面においても安心です。
大小の公園が多く、子どもが安全に遊べる場所はたくさんありますので、子育てにも向いていると言えます。
街並みがきれいで治安もよいことから、女性の一人暮らし、ファミリー層にも人気の街となっています。
【見どころ】
・桜神宮
桜神宮は、もともとは神田にありましたが、神の信託を受け桜新町に移った歴史があります。
第二次世界大戦の被災も免れることができたことで、災難から逃れられるご利益を持つ神社としても知られているのだとか。
境内には数々の桜の木が植えられ、桜の季節には参拝者をより楽しませてくれます。
古式神道の総本山として崇敬を受けているのだそうです。
縁結びや病気平癒、学業成就、商売繁盛などのご利益があり、月替わりの御朱印もとてもきれいで美しく、人気となっています。
距離が遠いなど、事情で参拝に来られない人のための「インターネット遥拝」を行っています。
・長谷川町子美術館
「サザエさん」「意地悪ばあさん」など、国民的人気となった漫画を生み出し、地元である桜新町で愛され続けた原作者の長谷川町子さん。
姉妹の方々が集めた作品を展示しています。
当時の貴重な原稿を見ることもでき、特に「サザエさん」で育った人たちにはたまらない美術館です。
館内は広く、お子さん連れでも安心して訪れ、楽しむことができそうです。
「サザエさん」の世界にどっぷりと浸かれば、忙しい毎日の中で忘れかけた優しい日常を取り戻すことができるでしょう。
季節によって、いろいろなイベントも開催されています。
ここでしか売られていないサザエさんグッズも販売しているので、サザエさんファンにも、そうでない人にもぜひ足を運んでみてほしい美術館です。
・世田谷新町公園
駅からすぐ近くにある公園で、歴史が古く大きく育った木々があり、とても落ち着く公園です。
面積的にはさほど広いわけではありませんが、遊具や砂場があり子どもたちが工夫して遊べます。
公園内には水路があり、夏にはちょっとした水遊びも。
天気の良い日には芝生のでお弁当を食べる親子連れも多く訪れるスポットとなっています。
見通しが良く、子どもの安全面においても評価が高く、親しまれているスポットです。
・815 Coffee Stand
桜新町駅西口から徒歩約9分の場所にある、バリスタの入れるカフェラテを楽しめる倉庫を改造したリノベーションカフェです。
おしゃれな外観に驚きますが、店内もアーティスティックで素敵な空間が提供されています。
Wi-Fiや電源設備の整っており、パソコンを持ち込んでお仕事にいそしむ人も。
流行のラテアートの講習も行っており、大人気となっています。
店舗の2、3階は写真スタジオやヨガのスタジオとして営業しているのだそうです。
バリアフリー設計で、誰もが楽しめるカフェです。
桜新町の住宅街にあるブルックリン風カフェ、『815 Coffee Stand(ハチイチゴコーヒースタンド)』。
— sweets.pyxis (@PyxisSweets) September 21, 2020
倉庫改造し、2Fはスタジオ、1Fをカフェにリノベーションしたスポット。
コーヒー豆は店内の焙煎機でかなり少量ずつ焙煎してます。#ラテアート #カフェラテ #ブルーベリースコーン #世田谷カフェ pic.twitter.com/Q7D9GwEkIb
【子育て】
世田谷区は子育て政策に非常に力を入れています。
妊娠期の健康診断費用の助成金や、出産費用の助成金支給(404,000円)はもちろんのこと、産前産後の妊婦相談の受け入れ態勢の充実、また出産後は赤ちゃん・子供のショートステイ。
中学校修了までは医療費助成があり、児童手当も支給されます。
そのほかにも多くの支援制度が用意されており、
子育てをするにはとても理想的な環境と言えるでしょう。
区や医療、地域が連携して相談や支援を行うネットワークづくりを推進しており、この仕組みにより、妊娠初期から子育て期まで、支援を切れ目なく行い子育てを支えていく施策として成功しています。
公園などの子どもと遊べる施設も多く、大変な子育て期も親子でのびのびと過ごすことができる環境です。
ただし待機児童数は多く、都内でもワースト1となっていますが、現在は減少傾向にあり、受け入れ可能な保育園の整備が続いています。
桜新町駅周辺の公立小学校は、弦巻小学校、桜町小学校、深沢小学校などです。
都心部の市立小学校への通学を考えている場合も、交通面でのアクセスの良好さから、幅広い検討が可能となります。
桜新町駅情報まとめ
●都心部へのアクセスが便利
●買い物が便利
●外食はしやすい
●治安がとても良い
●子育てしやすい
●家賃はまあまあ手頃
●朝のラッシュがかなり混雑
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