
二子玉川駅の駅名の由来は、多摩川を挟み川崎側の「二子村」と世田谷側の「玉川村」に由来しているのだそうです。
その後何度か名前を変更しながら、今の「二子玉川駅」に落ち着いた歴史があります。
現在の東口は、1985年に閉園してしまった「二子玉川園」という遊園地があり、当時は行楽地としてファミリー層が多く訪れていました。
現在は都心部でありながら、ゆったりした空気が流れる街として知られています。
その後再開発を経て、マンション、商業施設の併設された複合施設「二子玉川ライズ」が開業し、ますます景観が美しく整った二子玉川駅。
住みやすさや治安の良さ、子育てのしやすさなどをご案内します。

【交通】
二子玉川駅には、東急田園都市線、東急大井町線が乗り入れています。
特に田園都市線は、急行や準急も停車するためたいへん便利です。
ですがその分ラッシュも凄まじく、遅延は日常茶飯事でもあるため、出発時間には注意が必要です。
乗ってしまえば、二子玉川駅から自由が丘までは急行で乗り換えることなく約5分、渋谷までは同じく約10分と、都心部へのアクセスは良好です。
渋谷乗り換えで新宿や池袋へ出ることができる好立地の面からも、住みたい街の上位に入る駅となっています。
また、駅前からはバスが出ており、目黒駅や渋谷駅、調布駅へ向かう道を走っています。
バス路線上の住まいであれば、駅から多少離れていても不便を感じないでしょう。
【街並み】
駅前には大型の商業施設があり、他の駅から訪れる人も多いため、駅のどちら側に出ても夜まで人通りは多いです。
東口駅前は高層タワーマンションがそびえ立っています。
買い物は駅周辺のスーパーで済ませることができますが、スーパーとはいえ「成城石井」「明治屋ストアー」など高級志向のお店のため、価格帯は高めとなっています。
また、大型の商業施設である、「ライズショッピングセンター(二子玉川ライズ)」「玉川高島屋S・C」「キュープラザ二子玉川」があるため、別の地域から遊びに来る人も多く、駅周辺は常に人が多い状況です。
対して、駅の西口には、昔ながらの雰囲気を色濃く残した「二子玉川商店街」が活気を見せています。
古いお店や新しいお店、とても多くの店舗がひしめき合って立ち並んでおり、住む人たちの強い味方となっている商店街です。
様々なイベントを開催しており、地域の人からも深く愛される人情味あふれる商店街ですが、現在はテイクアウトやデリバリーに力を入れている店舗も多く、自炊ができない人にとってはより生活に欠かせない場所となっています。
飲食店は駅の周辺にチェーン店をはじめ個人経営のお店など豊富に展開しており、駅前には居酒屋もあります。
「二子玉川ライズ」「高島屋」の中にも非常に多くの飲食店があるため、外食好きの方がとても楽しめる環境です。
二子玉川駅の家賃は高めではありますが、田園都市線の範囲内で比較すると安めの価格帯と言えるでしょう。
交通量の多い玉川街道の通り沿いはが騒音がありますが、
道を一本奥に入れば気になりません。
なお、この地域では大型台風の影響により、場所によっては多摩川の氾濫による浸水リスクがあることが判明しています。
普段から対策や避難場所の確認などをしておきましょう。
自治体発行のハザードマップが参考になります。
駅から徒歩10分程で多摩川河川敷に出ることができます。
バーベキュー広場もあり手軽な休日のレジャーにもちょうどよく、駅前の喧騒から離れて広々とした川の風景に癒される生活が送れます。
毎年夏には、「二子玉川花火大会」が催され、夜空の大輪に酔いしれることができる地域です。
【見どころ】
・ライズショッピングセンター(二子玉川ライズ)
「二子玉川ライズ」は、都内最大級の民間複合再開発によって開業した施設です。
その中にある「ライズショッピングセンター」は、まるで一つの街のように構成された「二子玉川ライズ」内の約160店舗が軒を連ねる大型ショッピングセンターとなっています。
建物内は、ファッションや雑貨や家電など、一日ではとても見て回れないほどの店が、空間を保ちながら立ち並んでいます。
買い物に疲れた時は、多彩なカフェやレストランで一休みもおすすめですが、それすらもどこに入ろうか迷ってしまいそうな数の多さです。
店の中でも目を引くのが「蔦屋家電」。
ここでは書籍のみならず、最先端の技術を利用した家電までも取りそろえており、コンシェルジュが新たなライフスタイルの提案をしてくれる、アートとテクノロジーに満ちた空間を提供しています。
また、ライズショッピングセンターには映画館も入っており、休日の時間をスクリーンとともに過ごすこともできます。
駅東口から直結、屋根があり雨でも濡れることがありません。
地下1階には東急ストアが入っており、買い物をして帰れます。

・玉川高島屋S・C
玉川高島屋は、百貨店「高島屋」と多くの専門店からなるショッピングセンターです。
本館に加え、西館、南館、東館、マロニエコート、ケヤキコート、ガーデンアイランド、アイビーズプレイス、花みず木コートで構成されています。
カフェやレストランだけでも60店舗以上あり、そのほかブランドショップやファッション、靴、雑貨店、化粧品店など、あらゆるものが揃う空間です。
・100本のスプーン
離乳食の提供がある、メニューが塗り絵になっている、ハーフサイズのメニューがあるなど、ファミリー向けのサービスが充実しています。
また、四季折々親子で楽しめるイベントも開催されます。
・二子玉川公園
平成25年にオープンした、駅から歩いて約10分の場所にある区立公園。
公園内に本格的な日本庭園があり、登録有形文化財として登録されている「旧清水家住宅書院」が再現されています。
区民参加で植樹を行った「世田谷いのちの森」や、ボール遊びも可能な「子ども広場」、「遊具の遊び場」など、子どもが楽しめる様々な広場があります。
ベンチも多いので、天気の良い日はお弁当持参のピクニックにも最適です。
公園内にはなんとスターバックスコーヒーが。
一息ついて休憩もできます。

【子育て】
世田谷区は子育て政策に非常に力を入れています。
妊娠期の健康診断費用の助成金や、出産費用の助成金支給(404,000円)はもちろんのこと、産前産後の妊婦相談の受け入れ態勢の充実、また出産後は赤ちゃん・子供のショートステイ。
中学校修了までは医療費助成があり、児童手当も支給されます。
そのほかにも多くの支援制度が用意されており、子育てをするにはとても理想的な環境と言えるでしょう。
区や医療、地域が連携して相談や支援を行うネットワークづくりを推進しており、この仕組みにより、妊娠初期から子育て期まで、支援を切れ目なく行い子育てを支えていく施策として成功しています。
公園などの子どもと遊べる施設も多く、大変な子育て期も親子でのびのびと過ごすことができる環境です。
ただし待機児童数は多く、都内でもワースト1となっていますが、現在は減少傾向にあり、受け入れ可能な保育園の整備が続いています。
医療に関しては、内科や小児科、歯科や耳鼻科など、多くの病院がありますので安心です。
大きな病院では、少し離れますが「財団法人日産厚生会玉川病院」があります。
必要な場合は24時間対応をしてくれますが、紹介状なしで受診する場合は、保険外併用療養費の負担が必要となります。
公立の小学校は、世田谷区立二子玉川小学校、砧南小学校、瀬田小学校、玉川小学校です。
中学校への進学については私立中学校を受験する家庭の割合が高いと言われています。
【治安】
犯罪件数は少なく、治安のよい地域です。
女性の一人住まいも、用心を怠ることがなければ犯罪には巻き込まれにくいと言えます。
二子玉川駅のまとめ
●大きな商業施設が複数あり楽しめる
●交通アクセスが良い
●自然が多く、子育てしやすい環境
●場所により水害に心配あり
●治安が良く安心
●スーパーなどの物価は高め
●ラッシュが大変混雑
☆目黒区・世田谷区、城南地域の不動産の事ならシルバシティへお任せください☆