西小山駅は、単身者からファミリー、年配の夫婦まで様々な層が住んでいる、とても落ち着いた地域です。
これと言って大きな見どころがあるわけでもなく、一言でいえば派手さがない、品川区最西端の街ですが、治安が良く女性の一人暮らしにもおすすめができる場所でもあります。
そんな誰もが住みやすい西小山駅の、交通アクセス、街並みや見どころについて見ていきましょう。
【交通】
西小山駅は、東急目黒線が利用できます。
目黒駅までは3駅で、山手線に乗り換えることで、新宿駅や東京駅などの主要駅へとアクセスできます。
ただし、目黒線沿線は住宅街が多いために利用者が多く、朝の電車のラッシュは覚悟が必要です。
また、東急目黒線は各駅停車しか止まりませんが、近年東京メトロ南北線、都営三田線と乗り入れをしているため、飯田橋や四谷三丁目などのオフィス街に直結しておりとても便利です。
西小山駅前には、バスの発着所はありません。
バス停は「足洗学園前」、「区立九中前」、「原町交番前」がありますが、どれも停留所が駅から10分弱離れた場所にあります。
バスを利用することで、祐天寺や渋谷方面へ出ることができるので、バスの路線上に住む名場合は便利な交通手段になり得ます。
【街並み】
西小山駅は2006年に地下の駅となり、駅だった場所は、今は広場になりました。
駅周辺にはたくさんのスーパーマーケットがあります。
「東急ストア」や「サミットストア」は深夜まで営業しているため、帰りが遅くなっても安心です。
コンビニエンスストアは駅周辺に十分ありますが、全てセブンイレブンです。
娯楽施設がほとんどないため、映画やボーリングなどを楽しみたい人は移動が必要です。
駅前は商店街となっており、昼夜問わず活気にあふれています。
歩いてみると小さなお店がたくさんあり、そこを通るだけで縁日のような雰囲気も味わえると評判です。
安いお店もたくさんあるので、買い物も商店街で十分に済ませることができます。
人と人との繋がりを大切にする商店街なので、引っ越して来てもすぐになじめるでしょう。
「とんねるずのみなさんのおかげでした」に取り上げられた果物屋さんがあることで有名です。
商店街になっている場所を除くと、西小山駅はほとんどが住宅街の地域です。
そのため、都心部に近い場所でありながら、とても静かに生活することができます。
西側は、駅前が広場になっており、とてもきれいに整備されています。
駅前からはまっすぐ伸びる「西小山商店街」が地元の生活を支えており、魚屋さんや飲食店、ドラッグストアなど、生活に必要なお店がそろっています。
商店街は道幅がかなり狭く、逆にそのことで混雑し、エネルギー溢れる賑わいを見せているようです。
商店街を抜けると住宅地になります。
東側は、駅前に小さなロータリーがあります。
西側から「西小山商店街」が続いており、こちら側にはアーケードがついていて、雨でも安心して買い物ができます。
街ぐるみであいさつ運動や見回りを行っている地域のため、子どもが安心して登下校をしたり、遊びに行ったりすることができます。
【見どころ】
・荏原区民センター
体育館、運動場、図書館が一体となった公共施設です。
規模は大きくありませんが、特に図書館は子どもから大人まで、多くの利用者で賑わっています。
・小山八幡神社
西小山駅から徒歩7分の場所にある神社です。
創立がいつかは不明とのことですが、1030年には旧小山村本村の氏神様として参拝されていました。
御祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)で、この神社の名前が地名の由来です。
もともとは旧小山村全体が氏子でしたが、宗教上の軋轢により、三谷地区の氏神として、三谷八幡神社が創建されました。
現在は両者の協力のもと、毎年9月の第一週の土日に「小山両社祭」が行われています。
境内からの眺望が美しく、「しながわ百景」に選出されています。
・たくさんのラーメン屋さん
西小山駅周辺にはたくさんのラーメン屋があり、インターネットで調べるだけでも数々のランキングサイトに遭遇します。
店も個性豊かで、カレーラーメンを堪能できる「西小山 河童子」や、広島つけ麺を楽しめる「麺屋 求」、家系ラーメンと言えばここ!の「横浜家系ラーメン
武虎家 西小山店」など、挙げても挙げてもきりがないほど、お店はまだあります。
・函館らーめん 汐のや
塩ラーメンが美味しいお店です。
ママたちのランチにもいいですが、夜遅くまで営業しているので、仕事帰りの夜にも!
生ビールや餃子もあります。
函館らーめん 汐のや(ラーメン・西小山)に行きました。手書きの絵のメニューがたくさん。特製塩らーめんを頂きました。麺は細めでやや縮れ、少し濁ったスープは鶏ガラの出汁、旨味たっぷりで塩味はやや強めです。ボリュームあって美味しかったです。気さくなご主人でした。→https://t.co/LsjaVF5FXG pic.twitter.com/I3F7c0H1Tz
— つりばかの旅 (@turibakanotabi) March 28, 2020
・テイクアウトも!商店街のお店
外食ができるお店がたくさんある西小山商店街。
テイクアウトができるお店も多く、一人暮らしで自炊が苦手な方も便利に利用できます。
大好きな焼き鳥やさん??
— 戸越銀座の主(o´?`o) (@tamamizuc) October 24, 2020
戸越銀座駅から徒歩10秒くらい?
カウンターの席のみ★??テイクアウトもできます??#やきとり家竜鳳 #戸越銀座#焼き鳥やさん#武蔵小山#西小山 #荏原中延#商店街 #商店街を活性化したい#商店街大好き pic.twitter.com/b8OCFqZet9
・駅前の桜
春になると、駅近くの江戸見坂の交差点の桜が咲き誇り、圧巻の風景となります。
また、西小山駅から15分ほど歩くと、碑文谷八幡宮参道まで約1km続く立会川緑道(西小山桜並木通り)の入り口に到着。
こちらも春にはとてもきれいな桜のトンネルを見ることができ、豊かな気持ちになれること間違いありません。
【子育て】
待機児童の解消にも積極的に取り組んでいますが、他区と同様に完全な解消には至っていません。
ですが、認証保育所を利用する際には所得に応じ補助金制度が利用でき、短時間就労者に対応した保育園の開設に力を入れるなど、子育て世帯の負担を軽減する制度は様々に整っています。
また、子育て支援制度も多く、保護者の通院や冠婚葬祭出席のための「一時保育」、子育ての孤立を解消するための「しながわパパママ応援アプリ」の配信を行っています。
医療費については、中学卒業までは自己負担分を品川区が負担してくれるので、何かと病院のお世話になる子育て世帯の負担が大きく軽減されます。
また、高校生の入院医療費助成制度があり、入院費用を区が負担してくれます。
所得制限がなく、区に在住の18歳未満の生徒であれば誰でも利用できます。
児童手当は全国共通で、3歳までの子どもは15,000円です。
3歳~中学卒業までは10,000円となりますが、子どもの数が3人以上の場合は第3子の額は15,000円と増額されます。
ただし、児童手当には所得制限があります。
周辺の公立小学校の中でも特に有名で人気の高い学校は「品川区立第二延山小学校」です。
校舎も新しく、校庭は人工芝が敷かれています。
先生方が児童に寄り添う授業をしてくれることでも評判です。
給食室がある学校のため、校内で調理したものが食べられ、児童の間でも美味しいと大絶賛されています。
PTA活動も公平かつ活発に行われ、バザーを開催したり、運動会では先生とリレーをしたり、小学校に関わることで大人も楽しめます。
引っ越しをしてからも小学校は「品川区立第二延山小学校」に通い続ける家庭もあるとのこと、公立なのに私立のようなケアがなされている、魅力ある小学校です。