目次
新築戸建て住宅を購入後、テレビの視聴を希望する際はテレビアンテナの設置も必要となってきます。
さらに視聴したいのが地上デジタル放送なのか衛星放送なのかによって設置する種類も変わってきます。
ここまで来ると一体どのアンテナが自宅に合っているのか判断し難い部分がありますので、今回は代表的な3つのアンテナの特徴、メリット・デメリットについてご紹介していきます。
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弊社へのお問い合わせはこちら新築戸建に設置するテレビアンテナの種類!八木アンテナとは?
古くからあるスタイルのテレビアンテナなので、目にする機会もイメージすることも多いのがこの八木アンテナです。
地上デジタル放送前のアナログ放送のときから普及しており、設置も簡単かつ受診効率も良いといったメリットがあります。
しかしその形状から鳥がとまる、台風などでずれてしまうといったデメリットもあります。
八木アンテナとは
魚の骨のような形で屋根の上などに設置される八木アンテナは、指向性に優れています。
アナログ放送のときから日本で普及しており、放射器(ラジエーター)、反射器(リフレクター)、導波器(ディレクター)が配置されています。
このアンテナはラジオや無線といったテレビ以外の分野でも活用されていて、もっとも普及率の高いアンテナです。
設置も屋根の高い位置に取り付け、細かい微調整が実施できるようになっているため、受信感度も非常に良いのが特徴です。
八木アンテナのメリット
前述したように、設置する位置やアンテナそのものの構造から、受信感度が良いのが大きなメリットのひとつです。
受信感度が良いとテレビの視聴が安定しますので、テレビ電波が弱い立地に住んでいても、とくに問題なくテレビを視聴できます。
さらに、設置工事も非常に簡単な上安価で、万が一故障してしまっても直ぐに買い替えや修理ができるメリットもあります。
最近のものは強度が高いものも多く、台風などがあっても滅多に破損しないという魅力もあります。
アンテナ自体も安価で設置も簡単、なおかつ壊れにくく、一番重要な受信感度も良好という多くのメリットを持つアンテナです。
八木アンテナのデメリット
しかし八木アンテナは構造から形が決まっているので、デザイン性に富んでいるわけではありません。
そうした意味では設置する住宅、周辺の街並みによっては景観を損ねてしまうというデメリットも持っています。
最近は強度の高いものが増えたとはいえ、屋根の上に設置する特徴から雨風、台風、豪雪などの被害を直に受けてしまい、破損やずれ、倒壊に繋がってしまいます。
新築戸建に設置するテレビアンテナの種類!デザインアンテナとは?
地上デジタル放送が普及にともない多様なアンテナが販売されるようになり、デザインアンテナというものが登場します。
従来の八木アンテナと異なり、屋根ではなく壁面に設置が可能です。
屋根以外の場所に設置できることから、台風などの災害を避けやすいメリットがあります。
色や形もさまざまで、新築住宅にあったデザインを選択できるのも嬉しい特徴です。
メリットも多いですが、環境によってはそもそも設置ができない、設置するのに高い技術が必要、といったことから工事店によっては受けて貰えない場合もあります。
デザインアンテナとは
デザインアンテナとは、名前のとおりにデザイン性を重視して作られたアンテナを言います。
これも地上デジタル放送を受信するためのアンテナとなっており、八木アンテナと違って建物の景観を損ねることもありません。
アンテナと判別できないほど小型で、壁面に設置以外にも室内に設置が可能という特徴をもっています。
価格は受信感度によって大きく変動しますので、自宅が電波を拾いやすいか否かで選びましょう。
デザインアンテナのメリット
デザインアンテナの大きなメリットは、受信感度が多少落ちても室内に設置できるという点です。
とくに悪天候になりやすい地域なら、屋根の上に八木アンテナを設置するよりも安全です。
デザインが豊富なので、自宅の景観やデザインに合わせて選ぶことも可能で、八木アンテナのようにアンテナが原因で景観を損ねることはありません。
また、八木アンテナのように鳥がとまれるデザインをしていないので、鳥の被害も抑えられます。
デザインアンテナのデメリット
しかしデザインアンテナは設置できる場所の問題から、電波が弱すぎる地域の場合、設置自体できないというデメリットがあります。
仮に施工できる環境だったとしても、壁面に設置を検討している場合はそれなりに技術も必要となってきますので、そもそも施工を断られてしまう場合もあるので注意が必要です。
価格は確かに安価なものも存在しますが、受信感度によりこの値段が変動するため、地域によっては八木アンテナよりも高額になってしまいがちです。
新築戸建に設置するテレビアンテナの種類!BS/CSアンテナとは?
BSデジタル放送やスカパー!放送を視聴するのに必要なアンテナです。
BS/CSアンテナ一台でどちらも受診できます。
設置場所の選択肢も広く、壁面にくわえてベランダにも設置が可能です。
しかしそんなBS/CSアンテナにも制約はあり、春分・秋分の午後2時に太陽光が届く環境が必要です。
これさえ満たしていればさまざまな場所に設置できますが、満たしていないと設置できないのがデメリットです。
BS/CSアンテナとは
BS/CS放送を視聴するためのアンテナで、白いパラボラアンテナが特徴的で、主にベランダに設置されています。
近年では白以外にも黒いデザインも発売されており、周辺の景観にあわせて選べるようになりました。
衛星放送を視聴するのに必要となっており、地上デジタル放送よりもさらに専門的な番組を見ることが可能です。
有料契約でより自分好みのチャンネルを視聴できるようになるのも特徴の一つです。
BS/CSアンテナのメリット
有料番組もあるとはいえ、大きなメリットは専門的なチャンネルで特定のジャンルに特化した番組が放送されているという点です。
スポーツに特化したチャンネルが見たい、アニメを専門的に扱う番組を見たいといったときに魅力的です。
春分・秋分の午後2時に太陽光が届く環境、つまり南南西方向に障害物がない環境であれば、基本的にどこにでも設置できます。
アンテナの特性上、自宅のあらゆる位置に設置が可能なので、著しく条件を欠いた状態でない限りはどこにでも設置できます。
やろうと思えば自身で設置も可能な手軽さが魅力的です。
BS/CSアンテナのデメリット
しかしこの衛星放送、物件の間取りによってはそもそも設置自体できません。
春分・秋分の午後2時に太陽光が届く環境というのは南南西方向に障害物がない環境ですので、近隣に高いビルがあるとこの条件が崩れる可能性があります。
戸建てならなんとかなりますが、マンションなどの場合は建物の向きによって設置自体できないのが大きなデメリットです。
また、専門的なチャンネルによっては有料契約がないと視聴できないものもいくつかあります。
設置したからといって必ずしも自分の思いどおりに番組が見れるというわけではなく、求めるものによっては有料契約が必要になる場合もあります。
まとめ
新築の戸建て住宅にもテレビアンテナは必要ですが、どんな番組を見たいか、どのくらいの感度が必要かによって設置する種類も変わってきます。
八木アンテナ、デザインアンテナはどちらも地上デジタル放送を受信するものですが、BS/CSアンテナは衛星放送を受信するためのものです。
設置の際はどのアンテナが必要か、どの種類なら快適かなどを慎重に考えて選びましょう。
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