コンドミニアムは、ホテルよりも快適で便利に過ごせる宿泊施設として国内・海外で注目を集めています。
特に有名なのは海外で、なかでもニューヨークやハワイのコンドミニアムは、投資家や富裕層に好まれています。
旅行が好きな方にとってコンドミニアムは聞き慣れた言葉かもしれませんが、そうでなければ聞いたことはあっても意味を知らない…という方もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、コンドミニアムの意味と魅力を徹底解説します!
コンドミニアムという言葉の意味は、日本と海外で若干意味が異なることをご存じですか?
海外ではマンションがアパートを意味し、アパートがマンションを意味したりする取り違いが発生していますが、「コンドミニアム」にも同様の事態が発生しています。
そこで今回は、コンドミニアムを探す時にも役立つコンドミニアムの定義を紹介します。
<コンドミニアムとは>
ホテル業界におけるコンドミニアムとは、キッチンや洗濯機などの家電や生活するために必要な設備が備えられた宿泊施設を指します。
家具・家電が完備していることから、中期・長期ステイやファミリー、グループでの旅行向けといえるでしょう。
不動産業界におけるコンドミニアムとは、アメリカ・カナダにおける分譲マンションを指し、ホテル業界とは若干意味が異なります。
所有権と利用権が区別されていることから、所有権を持つオーナーが利用しない期間に部屋が旅行者に賃貸されることもあるため、滞在者にとってコンドミニアムはホテル業界と同様の意味です。
<日本のコンドミニアムとは>
海外だけではなく、日本にも沖縄県や北海道、軽井沢などの別荘地にコンドミニアムがあります。
別荘地の宿泊施設というと、コテージやロッジのようなものをイメージするかもしれませんが、これらとはまた意味が異なります。
長期休暇期間であるゴールデンウィークや、夏休み、冬休みに訪れる方が多く、周辺のアクティビティを家族で楽しみたい方におすすめです。
ビジネスホテルや高級ホテルとは別に、コンドミニアムを検索できるサイトも増えており、海外のような優雅な長期滞在の需要が高まっているともいえるでしょう。
<海外のコンドミニアムとは>
海外のコンドミニアムは、上記で紹介したようにアメリカ・カナダにおける分譲マンションもありますが、東南アジアやハワイなどのリゾート施設にもコンドミニアムが多数あります。
オーシャンビューの美しいコンドミニアムなど、居住性・オフィス性よりは美的なコンセプトが強く押し出されたものが多数を占めます。
海外でのステイを自宅のようにゆったりと過ごしたい、生活したい方におすすめです。
キッチンがついていることから、海外の現地で調達した食材で料理がしたい方や、現地の食事が合わない方、食事代を少しでも節約したい方にもおすすめといえるでしょう。
国内のコンドミニアムは、じゃらんや一休.comなどの宿泊施設検索サイトから予約できます。
海外のコンドミニアムは、海外に旅行する方向けのwebサイトから簡単に予約できるので、気になる方は検索してくださいね。
ここからは、国内外を問わずコンドミニアムの魅力を紹介します。
リゾート地や海外に長期滞在する方は、ホテルとはまた違った雰囲気のあるコンドミニアムの魅力をチェックしましょう。
<魅力① 部屋数が多いものはプライバシーを確保しやすい>
大人数で広い部屋のホテルに宿泊する時、はじめは大きく開放感のあるフロアに感動しますが、プライバシーの確保がしにくいという点があります。
コンドミニアムの場合、リビング、ベッドルームと部屋が別れていることが多いので、家族や男女のグループ旅行の際に感じにくいでしょう。
特に長期滞在になると、1人になれる時間や落ち着いた睡眠時間の確保は重要な要素です。
立地や景色、料金もコンドミニアム選びには大切ですが、人数や性別、年齢に合わせた間取りを選ぶことが快適に過ごせるポイントとなります。
<魅力② 料金は1室分なので割り勘すればホテルより安い場合がある>
大学サークルでの研修や卒業旅行、Wデートなど友人・カップルでコンドミニアムに宿泊する時、割り勘にすればホテルステイよりもリーズナブルになる可能性があります。
ホテルの場合、必要以上のサービスが提供されることもあり、それにともなう人件費などがかかることから、コンドミニアム以上の宿泊費がかかってしまうこともあるでしょう。
宿泊料金は、部屋の料金だけではなく、海外ではリゾートフィー(ホテル独自の追加費用)、清掃料金がかかることもあるので、覚えておきたいポイントです。
必要最低限のサービスで、豪華な部屋をできるだけ安く利用したいという方の理想に近づけるのが、コンドミニアムの魅力といえるでしょう。
<魅力③ 長期滞在時は現地暮らしをしている体験ができる>
目の前に広がる大海や、見渡す限りの大自然での暮らしを体験したいは、コンドミニアムが魅力的です。
コンドミニアムは、家具・家電付きで物件によってはオーナーが住んでいる期間があるため、人となりを感じられる部屋もあり、現地で自分の家に過ごしている感覚が体験できます。
「老後はリゾート地に住みたい」「憧れの場所で過ごすのが夢」という方は、コンドミニアムで夢に一歩近づけるかもしれませんね。
日本の主要都市や高級リゾート地には高級マンションがありますが、コンドミニアムも人気と需要が高まっているようです。
ここでは、日本の高級マンションとコンドミニアムの違いを3つ紹介します。
<日本のマンションは海外のコンドミニアムのように貸し出さない>
上記でも紹介しているように、海外のコンドミニアムはオーナーが住んでいない期間は、旅行者などの滞在者に貸し出して収入を得ることがあります。
しかし日本のマンションの場合、貸し出すことを前提に過ごしている方は少ないでしょう。
転勤や長期間の出張の際に、住んでいる部屋を賃貸する「リロケーション」というシステムもありますが、この場合は、コンドミニアムとは意味が異なります。
<マンション=分譲or賃貸 コンドミニアム=賃貸の違い>
マンションには分譲と賃貸の2パターンがあり、あなた自身が住むことを前提に購入もしくは部屋を借りますよね。
日本のコンドミニアムは、誰かに貸したりホテル感覚で滞在してもらったりすることを前提に作られており、あらかじめ家具や家電を一式揃えていることが違いです。
コンドミニアムはあくまでオーナーから借りている物件なので、常識の範囲内での過ごし方、場合によっては部屋のオーナーへの気遣いやお礼も必要となるでしょう。
<コンドミニアムがすべて高級なものではない>
高級マンションといえば、広々としたリビングにアイランドキッチン、窓から見える都会の夜景…というイメージですよね。
海外のコンドミニアムは、ハワイやマレーシアなどのリゾート地・観光地にあるイメージですが、なかにはワンルームや単身者向けの物件もあります。
国内外問わず、コンドミニアム=高級家具付き賃貸物件ばかりではないので、長期の一人旅をしたい方や、海外出張にも使用できます。
今回の記事では、コンドミニアムの定義と魅力、高級マンションとの違いを紹介しました。
今までホテルでの宿泊しか経験したことがない方も、コンドミニアムの魅力を知ったことで利用をするきっかけになるかもしれません。
コンドミニアムは中期・長期ステイにおすすめの宿泊施設です。
仕事での海外出張では街中の一人暮らしにジャストな部屋を、ハネムーンや旅行の時はラグジュアリーな部屋など、過ごし方に合わせた施設を選びましょう。
何度も旅行へ行っている方は、コンドミニアムに宿泊するとまた違った体験ができるでしょう。