水遊びだけでなく、景観の一部としても楽しむために、プールを自宅に設置したいと考える方もいることでしょう。
プールを整備するためにはポイントがあり、時が経つと水を抜いただけの空間になってしまう事例もあるなど注意が必要です。
この記事では注意点のほか、工事費や維持費なども解説するので、一戸建てにプールを設置することを考えている方はぜひ参考にしてください。
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費用がかかっても一戸建てにプールを設置するメリット
自宅でも別荘でも、一戸建てにプールを設置するのは、大人が抱く一つの大きな憧れといえるでしょう。
建物が建っている場所などにもよりますが、プールが一戸建てに設置されていると、さまざまなメリットが考えられます。
優雅な時間を創出
水に反射した陽光を室内に取り込むことができるので、泳がなくてもプールサイドをあなただけのテラスとして利用できます。
そのような空間でゆったりと横になって過ごす時間や、デッキチェアなどを置いて読書やお酒を楽しむひとときは、格別のリラックスタイムになるでしょう。
また、夜にライトアップすると、パーティのようなムードを演出できます。
別荘の場合、水面に映る木々や青空を眺めながら少しの時間うたた寝するだけでも、まるで海外にいるような気分を味わえるでしょう。
もちろん家族や仲間を誘ってバーベキューなどを楽しむのにも、普通とは違う、最適な場所になるでしょう。
ちょっとした飲食の場でも、より高い満足感が得られるでしょう。
自宅でのトレーニング
健康維持のために、スポーツジムに併設されているプールに通う人も少なくありません。
一方で、多忙な日々でスポーツジムに通いたくても時間が合わず、なかなか利用できないという声も聞かれます。
また、スポーツジムは休日や平日の夜などには混み合うため、思いきり泳げないこともあるようです。
自宅にプールがあると、早朝から深夜まで時間を選ばず、自分の好きなタイミングで思う存分トレーニングに取り組むことができ、これが大きなメリットとなります。
泳ぐだけではなく、水の中でおこなうウォーキングやエクササイズは、健康維持に役立ちます。
最近では、屋内に小さな流水型のプールを設置する人が増えていると聞きます。
水流に逆らって歩く運動を行うのが主な目的で、単なる歩行でも良い運動になるため、効果的なトレーニングとなることでしょう。
子どもの遊び場
一戸建てにプールを設置する方の中には、最深部でも通常より浅めの1m程度に抑えて、幅広い階段を設けるケースもあります。
このような形状にすると、小さな子どもでも安心して利用できます。
自分の子どもだけでなく、将来的には孫が遊ぶことも考えられます。
また、外ではためらってしまう大人でも、他人の目が気にならない自宅であれば思い切り楽しむことができます。
たまには童心に戻って思い切り羽を広げ、リフレッシュするのも良いでしょう。
断水時の備え
プールの水は、緊急時に生活用水として利用できるので非常に役立ちます。
災害などで断水になった際、浴槽の水は約3日程度で使い切ってしまうとされています。
その点、一般的なプールならば、浴槽の数十倍程度の水量が確保できるので、長期間にわたる断水でも対処可能です。
デメリット
当然ですが、工事費や維持するための費用が必要になります。
設置した物件のなかには、折角お金を使って作ったにも関わらず、たとえば子どもが成長した数年後には利用していないケースがあります。
その場合、撤去が難しく無駄なスペースになってしまうため、設置する際には十分に検討が必要です。
したがって、家族と一緒に将来のことも考慮し、慎重に計画を立てることをおすすめします。
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一戸建てにプールを設置するため必要になる工事費用
プールは家を建てる際の外構工事の一部と捉え、家自体の設計とは別に考えることができます。
また、設置する場所や、大きさ、デザインなどにより大きく差が生じます。
一般的なケース
庭があるのが前提ですが、一般的な大きさのものを庭に作るケースでは300万円から500万円がかかり、概ね車1台分の金額になります。
新築の家を建てる際には、家の建築費とは別に、新車一台分程度のプール設置費用が発生すると見込むべきです。
工事の内容は、とてもシンプルです。
まず、鉄筋コンクリートで型枠を作り、その後プールの循環を維持するために必要な循環装置を設置し、コンクリートを打設します。
そのうえで、防水を施すだけの工事内容になるので、2週間程で完成します。
それ以外のケース
学校に設置されているような本格的な25mの大きさの場合には、数千万円が必要です。
また、プールの脇にジェットバスを設置するケースが考えられますが、ジェットバスの工事費は別料金になります。
なお、一般的な大きさでも、デザインにこだわるときには工事費用のほかにデザイン料が上乗せになります。
循環装置の必要性
循環装置は大切な役割を担い、常にきれいな水を保つためには、循環装置により定期的にろ過をおこなう必要があり、ろ過をおこなわない場合には水を入れ替えなければなりません。
循環装置を設置していないのに、きちんと水を入れ替えしない場合には、ボウフラが発生して蚊が大量発生するなど、近所迷惑にもなる可能性があるので注意が必要です。
空気で膨らませるビニール製の5人用のプールの場合、水道料は約400円程度です。
また、学校のプールでは、ひと夏分で20万円から40万円の水道料がかかると言われています。
近年は、高性能の循環装置が開発されており、それを設置した場合には、水の入れ替えは1年に1回から2回で済むようです。
このように、循環装置は大切な要素であるため、デザインよりもその設置を優先的に考慮すべきです。
なお、循環装置の価格はピンキリですが、費用を抑えようとして設置しなかったときには、あとで後悔する可能性が高いので気を付けてください。
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一戸建てにプールを設置すると必要になる維持管理費用
大きな施設なので、多額の維持費用が必要になると考えられがちです。
しかし、適切な循環装置を設置していれば、予想よりも大幅にコストは掛からないので安心してください。
電気代
一般的な18㎥の大きさのものに循環装置として高性能のろ過機を設置した場合、装置を動かすために月々5,000円から6,000円程の電気代がかかります。
循環装置を稼働させるための電気代は、維持管理費用の中で最も大きな部分を占めます。
水道代
ここでは、一般的な大きさで、循環装置を設置しているケースにおいて、水の入れ替えが1年に1回で済むものとして考えてみましょう。
最初に水を溜める際には約3,100円が必要となり、水を入れ替える際にはおおよそ1,100円が必要となります。
プールの水は、循環装置による循環と塩素による殺菌で水質が保持されるため、実際にはすべての水を入れ替えるような作業は基本的に発生しません。
ただし、自然蒸発等で水量が少しずつ減るため、全体の水量の約3分の1は補充する必要があります。
したがって、水の入れ替えとは、蒸発などにより減ってしまう水の補充と考えましょう。
薬剤料
薬剤は水質を維持するために必須で、水質を安定させるためには塩素で定期的に殺菌処理を行う必要があります。
一般的な大きさの場合には、専用の薬剤にかかる費用が1か月平均で1,000円程になります。
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まとめ
プール付きの一戸建ては、多くの大人が憧れる存在です。
車1台分程度の工事費は必要ですが、想像以上に維持費はそれほど高くないことが多いです。
ただし、将来的に使用しなくなる可能性もあるので、設置を検討する際には家族全員でよく話し合い、慎重に決めることが重要です。
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シルバシティ スタッフブログ編集部
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