理想の住まいを建てるためには、まずは理想の土地を見つけるのが重要ですが、地形や周辺環境などばかりに意識を向けていたら、思わぬところで足をすくわれます。
ライフラインのなかでもガスに関わる工事は簡単ではないケースが多々あり、場合によっては高額な工事をおこなう可能性があると知っていますか?
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ガス・水道・電気は引き込み可能?購入予定の土地の確認
土地を購入する目的はさまざまなため、目的に適う条件がいくつか挙げられますが、居住用として購入する場合には、ライフラインがすぐに使えるかどうかを事前に知っておいたほうが良いでしょう。
ライフラインの引き込み状況!事前に確認がおすすめ
周りが住宅地、または前に居住用の建物が建っていた物件であれば、ライフラインはすでに確保されている可能性が高いです。
しかし、住宅地から離れた場所にあるなど未開拓な土地の場合だと、ライフラインが通っていない可能性が考えられます。
電気は電柱を探せば、どこまで電気が通っているかを知るのは簡単ですが、ガスと水道は見た目ではわかりません。
水道は水道局や役所の水道課で、ガスは対応しているガス会社に連絡すると正確な配管の位置を調べられます。
もっと簡単に確認できる方法は、その土地の重要事項説明書の設備の一覧を見れば、どのような状態かが一目瞭然です。
重要事項説明書には、どのような種類が使えるか、すぐに使用できる状態か、追加工事は必要か、工事などにかかると予想される金額などが記載されています。
土地を購入後にすぐに利用したい場合は、事前にライフラインがどこまで通っているか、確認するのがおすすめです。
ガスは3種類!プロパンと都市ガスの違い
ガスの種類は3種類あり、ガス管を建物に引き込んで使う都市ガス、一軒ごとに大きなボンベを交換して使う個別プロパン、1つの建物に1つのボンベで供給する集中プロパンです。
プロパンガスと都市ガスの主な違いは、敷地内に直接ボンベを設置して供給するか、地面の下のガス管を介して供給するかが異なります。
個別プロパンは、敷地内に大人ほどの大きさのボンベを設置できるスペースがあれば、比較的簡単に利用可能です。
ただし、ボンベを交換できるスペースがあるか、エアコンの室外機や給湯器から2m以上離れているかなどの条件を満たさなければなりません。
集中プロパンは、アパートやマンションなどに多く見られる設備で、1つのボンベで建物全体に供給する仕組みです。
しかし、地域によっては集中プロパンは都市ガスのように地面の下にある配管によって供給されるスタイルを採用するところもあります。
都市ガスは地面の下に配管があり、建物に管が通っていればすぐに利用できますが、ない場合は工事の手配が必要です。
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ガス管の引き込み工事とは?費用の相場はいくら?
購入した土地にガスの配管が通っていない場合、あとから自分で引き込み工事を手配しなければなりません。
工事にかかる費用相場はいくらなのか、工事費用がほとんどかからないプロパンのケースとどう違うのか知っていますか?
都市ガスの引き込み工事費用!相場の金額はいくら?
都市ガスは、土地の目の前にある道路にガス管が通っていれば、そこから建物へと管を引き込む工事をおこなうだけで済み、約10〜20万円が相場です。
配管1mで約1万円すると言われており、引き込む距離が伸びるほど工事費用は高額になっていくでしょう。
ただし、土地の目の前の道路に通っているガス管が遠方へ供給するための高圧管であった場合は、そこから引き込み工事はおこなえません。
建物などへ引き込む配管は、低圧管でなければならないとされており、場合によっては工事がおこなえないケースも考えられます。
土地購入の際には、ライフラインの引き込みが可能か、そのための追加工事はいくらくらいかかるのかまで調べておくのがポイントです。
プロパンの設置工事費用は無料?その仕組みとは?
プロパンの設置工事は、無償貸与契約を結べば導入に関わるほとんどの工事を無料でおこなってくれるため、初期費用を大幅に抑えられるでしょう。
ボンベを交換する仕組みによってガスを供給するため、引き込み工事にもそれほど時間がかからずに利用が可能です。
しかし、便利でお得なものほど厳しい条件が付き、長期の契約期間内に解約した場合には違約金が発生するなど避けられないデメリットがあります。
日々にかかる使用料金や導入にかかる費用などの比較も重要ですが、どのような内容の契約を結ばなければならないかを見極めるのも大切です。
切り替え工事は事前の連絡が必須!きっちり承諾を得る!
土地の前の所有者がプロパンの機器や配管を残していった場合、ガス会社の切り替えなどで機器に触れる必要があっても、まずはガス会社に連絡をとりましょう。
プロパンは無償貸与契約なので、ほとんどの設備はガス会社の所有物となり、会社の承諾なく撤去や廃棄をおこなうと、損害賠償を受けてしまうかもしれません。
前の所有者が残していった機器や配管だったとしても、きちんと連絡して承諾を得てからでないと、賠償請求されるリスクがあります。
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土地へのガスの引き込み工事!注意点はどこ?
高額になりやすいガスの引き込み工事ですが、工事が簡単にできるかどうかも事前に確認しておかないと、あとから困ってしまうかもしれません。
ガス本管が通っていない?前面道路の注意点
ガス管が土地の前面道路に通っていれば引き込み工事は比較的簡単に済みますが、もし通っていなかったら、本管の延長工事が必要となります。
本管を土地の前まで延長したいのは土地所有者の希望ではありますが、すべての工事費用が利用者にかかるわけではありません。
本管の延長工事費用ではガス会社も一定割合負担してくれるので、利用者は差し引いた金額を支払うだけで大丈夫です。
しかし、それでも金額は高額になりやすいので、工事費用がいくらくらいかかるのか、事前に確認しておいたほうが良いでしょう。
引き込み工事の距離が長い!旗竿地の注意点
配管が1m伸びるごとに約1万円の工事費用が加算されると言われていますが、旗竿地のように入り組んだ形をしている土地には注意が必要です。
旗竿地とは、公道に面した一辺が通路のように細長くなっている土地を意味し、竿に差した旗のように見えるのでそう呼ばれています。
ガス管は前面道路から建物への引き込み管の長さによって、工事にかかる金額が大きく左右されるため、この地形では工事の距離が長くなってしまうでしょう。
このような地形は住宅が密集している場所で多く見られるため、道路の手前に建つ建物の住人への配慮も必要です。
他人の土地を通過しなければならない!私道の注意点
ガス管の引き込み工事では、道路を掘削しておこなわれるため、別の誰かが所有する土地や私道を通らなければならない場合、所有者の方に事前に承諾を得なければなりません。
ライフラインの工事なので承諾を得るのは難しくないだろうと思えますが、自分の意思に反して土地が掘削されたり、元どおりにしてもらえるか不安だったりなどで、簡単に承諾をいただけないケースもあります。
また、承諾をいただいても使用に関して金銭を請求されるケースや、元どおりになっていないと苦情が出るケースもあるため、私道を通過しないとならない場合には注意しましょう。
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まとめ
ライフラインが通っているか、工事は可能かの確認は自分でもおこなえますが、注意すべき点が見えないところにあるケースに気を付けなければなりません。
自分たちの生活に不便なく利用できるか、どこを注意して見たら良いのか、不動産の購入に困ったときはいつでもご相談ください。
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シルバシティ スタッフブログ編集部
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