介護や育児などのために、二世帯同居を考えている方もいらっしゃることでしょう。
二世帯同居では一戸建てタイプの二世帯住宅が主流ですが、近年は「二世帯マンション」を購入する方も増えてきました。
そこで今回は、二世帯マンションとはなにか、二世帯マンションの購入によって得られるメリットや注意点もあわせて解説します。
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購入前にチェック!二世帯マンションとは?
二世帯マンションとは、同じマンション内で親子が同居する暮らし方のこと、もしくは二世帯同居のためのマンションのことです。
二世帯マンションは、おもに以下の4つにわけられます。
●一戸のみ購入し、同じ住戸で二世帯が同居するタイプ
●隣り合った住戸を購入し、内部で繋げるタイプ
●隣り合った住戸を購入し、行き来するタイプ
●同じマンション内の離れた住戸を購入し、行き来するタイプ
これまでの二世帯住宅は、一般的な一戸建てより広い一戸建てを建築し、親子で同居するスタイルが一般的でした。
「一戸のみ購入し、同じ住戸で二世帯が同居するタイプ」は、従来の二世帯住宅の建物をマンションに変更したタイプです。
二世帯マンションと聞くと、多くの方がこのような同居方法をイメージするのではないでしょうか。
しかし現在広まりつつあるのは、「隣り合った住戸を購入し、内部で繋げるタイプ」の二世帯マンションです。
マンション購入後、リフォームによって繋げるケースもありますが、二世帯同居を前提として、内部が繋がった設計になっているマンションが増えています。
隣の住戸と繋げるタイプの二世帯マンションは、内部にドアなどがあり、各住戸から施錠できる設計が主流です。
これにより、各世帯のプライバシーを守りながら、行き来する手間を省いて同居生活を送れます。
内部で繋げるタイプのみを、二世帯マンションとする方も少なくありません。
二世帯マンションを購入する方が増えた背景とは
二世帯マンションを購入する方が増えた背景には、次の2点があります。
●土地や住宅の価格が高騰した
●性能の高い住宅を求める方が増えた
二世帯住宅を建築する場合、一般的な一戸建てよりも広い土地を購入しなくてはなりません。
所有する土地に二世帯住宅を建てる場合でも、二世帯住宅は建物自体が大きいため、建築費が高騰します。
とくに都市部の土地の値上がりは著しく、利便性の高い土地に一戸建てタイプの二世帯住宅を建てるだけの費用を工面できない方は少なくありません。
マンションの多くは利便性の高い土地に建築されているため、一戸建てより価格を抑えつつ条件の良い住居が手に入ります。
また、設計時からバリアフリー面やセキュリティ面に配慮しているケースが多いのも、二世帯マンションが選ばれる理由です。
一戸建てだと、バリアフリー面やセキュリティ面の整備は、自分でおこなわなくてはなりません。
一戸建てよりもマンションのほうが、空き巣などの被害に遭いにくいというデータもあります。
近年は若い世代を中心に、セキュリティ面に重きを置く方や、性能を重視して住居を選ぶ方が増えています。
マンションの持つこのような特徴が時代のニーズと合致し、同居の新しいスタイルとして、二世帯マンションが注目を集めているのです。
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二世帯マンションを購入するメリット・デメリットとは?
二世帯マンションを購入すると、次のようなメリットが得られます。
一戸建てより価格を抑えられる
二世帯同居を始めると、通院のサポートや買い物の代行などで出かける機会が増える傾向にあります。
そのため、交通の便の良い場所や、自家用車を止めるスペースのある場所に、住宅を建てると便利です。
しかし、駅から近い土地や広い土地は価格が高いことが多く、一戸建てで利便性の高さと価格の安さを両立させることは現実的ではありません。
マンションは利便性の高い場所に建っていることが多いため、価格を抑えつつ外出しやすい住居を取得できます。
設備が整っている
マンションの多くは、スロープやエレベーター、オートロックや防犯カメラなどが導入されています。
一戸建てであれば追加料金を払って導入することの多い設備が、購入時から付いているのは、金銭面でも大きなメリットです。
親世代が高齢となり、車いすなどを利用することになったとしても、快適に生活できるでしょう。
住まなくなっても活用しやすい
一戸建てタイプの二世帯住宅は、売却しづらいといわれています。
通常の住居より大きい分価格が高くなりやすいほか、家庭によって希望する間取りが大きく異なるためです。
二戸を購入するタイプの二世帯マンションであれば、同居の解消などで一方が住まなくなった場合でも、一戸のみを通常のマンションとして売りに出したり、賃貸に出したりすることができます。
二世帯マンションを購入するデメリットとは?
二世帯マンションには多くのメリットがある一方で、場合によっては割高になる、親世帯が馴染みにくいなどのデメリットもあります。
先ほど、一戸建てよりも価格が抑えられる点をメリットとして挙げました。
しかし、二世帯マンションは二戸購入するケースが多く、グレードの高いマンションを選ぶと、一戸建てよりも割高になってしまう可能性もあります。
二世帯住宅の購入時には、二世帯で資金協力をするケースも多いものの、よく吟味しないと予算オーバーになりかねません。
また、これまで一戸建てでの二世帯同居が主流だったように、親世帯は「二世帯住宅=一戸建て」だと想像するでしょう。
高齢であればあるほど、マンションでの暮らしに慣れていない方も多いため、新生活に馴染めない可能性があります。
高層階での暮らしや庭のない生活、ご近所づきあいの希薄さをストレスに感じる方は、少なくありません。
二世帯同居を検討するときは、親世帯・子世帯のどちらも快適に暮らせるよう、二世帯でしっかりと話し合いをすることが大切です。
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二世帯マンションを購入するときの注意点とは
二世帯マンションを購入する際は、メリット・デメリットのほかに、注意点も押さえておきましょう。
生活スタイルにあった間取りを選ぶ
親子といえども、それぞれ自立した成人です。
これまでに培ってきた生活スタイルなどを尊重し、プライバシーが守られる間取りを選択する必要があります。
まずは同じ住戸で同居するのか、内部で繋がった二戸を購入するのか、はたまた同じマンション内で別々のフロアを希望するのかなど、遠慮をせずに意見を出し合いましょう。
育児の手伝いや介護などが必要な場合は、同じ住戸や隣り合った住戸のほうが便利かもしれません。
それぞれの暮らしを営みつつ、時々行き来をする程度を希望するのであれば、別々のフロアが向いているでしょう。
どちらか一方の希望をとおしたり、現在の状況だけで判断したりするのではなく、お互いが好む生活スタイルや介護の可能性などを考慮した選び方が大切です。
綿密な資金計画を立てる
二世帯マンションは一戸建てでの同居に比べて購入費用などを抑えられるものの、高額な買い物であることには変わりありません。
住宅ローンを利用する場合は、二世帯でどのように返済していくのか、しっかりと考えておきましょう。
どちらか一方の世帯がグレードの高いマンションを希望したからといって、もう片方の世帯が無理をして合わせてしまうと、いずれ歪みが生じます。
無理のない資金計画を立てるためにも、やはり二世帯間のしっかりとした話し合いが大切です。
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まとめ
新しい二世帯同居の形として、二世帯マンションが広まりつつあります。
同じ住戸で同居するタイプのほかに、隣り合った住戸で暮らすタイプや、別々のフロアで暮らすタイプなど、二世帯マンションの種類はさまざまです。
隣り合った住戸を内部で繋げている二世帯マンションも増えているため、それぞれの生活スタイルを尊重した暮らし方を選択しましょう。
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シルバシティ スタッフブログ編集部
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