神棚が置かれている住まいはときどき見かけますが、新築住宅の場合の必要性はどのようになっているのでしょうか。
今回は新築住宅に神棚は必要なのかを解説します。
また、設置する場合の場所や注意点にも触れているので、現在マイホームの購入を考えている方は参考にしてみてください。
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新築住宅に神棚は必要?
そもそも新築住宅に神棚は必要なのでしょうか。
以下で詳しく見てみましょう。
神棚とは何を目的に設置するもの?
そもそも神棚とは何なのか、知らない方も少なくないでしょう。
日本人にとって馴染み深いものではありますが、近年では神棚を設置していない家庭も増えているため、知識がない方がいるのも仕方がありません。
神棚は家だけではなく、会社にも設置される場合があります。
神様を祀るために置く棚を指し、基本的にはお神札が納めてあるのが特徴です。
祀る神様には決まりはありませんが、住んでいる土地の神様や、自分が信仰している神様を祀るのが一般的です。
神棚が設置されていると、その場所に神様を招くと考えられています。
そのため、一般的に家具として使用される棚とは異なり、神聖なものとされています。
必ずしも設置しなくてはならないものなのか
先述したように近年では、神棚が設置されていない新築住宅も多く目にするようになりました。
基本的に必ずしも設置が必要ではなく、あくまでも自分の意思で室内に置くものです。
設置されていないからといって、何かしらの祟りが起こるような心配はありません。
神棚があるとそこに神様を招くため、さまざまな願い事を祈れるようになります。
たとえば交通安全や家内安全など、わざわざ神社へ移動せずとも神様にお祈りできるようになるのが特徴です。
また、事務所や会社などに設置されている場合は、商売繫盛が願われているのをよく見かけます。
このように、自分が願いたい内容を自由に祈願できるため、神様に祈りをささげたい方は新築住宅への設置がおすすめです。
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新築住宅に神棚を設置する場所
もし神棚を設置する場合、どこのスペースを選ぶと良いのでしょうか。
以下で適切な場所について解説します。
方角・場所・高さに着目する
設置で大切なのが、方角・場所・高さです。
神様を祭る神聖な棚だからこそ、通常とは異なる場所に設置しなくてはなりません。
基本的には明るい空間で、なおかつ目線より高いスペースに置くのがポイントです。
薄暗い場所の床に直置きしてしまうと、祀られている神様を見下すような状態になってしまうため、好ましくありません。
神様を見上げるような形になるよう、目線より高いスペースになるよう置いてください。
たとえば本棚やクローゼットなど、慎重よりもやや高めの家具の上を選ぶとベターです。
また、方角はできる限り南から東に向いた場所にしましょう。
利便性も大切
設置場所で大切なのが、「願い事を祈りやすいスペースを選べるか」です。
たとえば方角や高さなど、神様を祭る棚だからこそ大切なポイントは多数あります。
しかし、だからといってお祈りしにくい不便なスペースに置いても意味がありません。
むしろせっかく神様を招いたのに、家族が新築住宅でお参りしなくなれば、かえって失礼になってしまうでしょう。
こうした問題を解消するためにも、できる限りお祈りしやすいスペースに設置するよう心がけてください。
どうしても適したスペースがない場合は、必要に応じて模様替えを試みるのもおすすめです。
本棚やクローゼットなど、丁度良い高さの家具がある場合は、それらと一緒に移動させると良いでしょう。
また、風通しや日当たりにも注意すべきです。
風通しが悪くジメジメした環境は、神様を祀るのに適した環境とは言えません。
また、薄暗い雰囲気もあまり好ましくないため、日当たりがよく風通しが良い場所を探してみましょう。
お手入れも大切
ベストなスペースに設置した後は、日頃からお手入れするのも大切です。
神様はクリーンでキレイなスペースを好むとされているため、汚れないように気を付けましょう。
基本的にはほこりを掃除用具で払い、ときどき布でふき取る程度で十分です。
本格的にメンテナンスしたい場合は、神具を水洗いするのも効果的です。
多少面倒でも、心を込めてお手入れしていたほうが、ご利益があると考えられるでしょう。
また、メンテナンスをした分だけ劣化しにくくなるため、新しい棚を購入するコストを削減できます。
ただし、お手入れする前に必ず手洗いとうがいを済ませましょう。
これは神社へお参りをする際のルールと同じであり、身体を清めてから神様が祀られている棚に触れなくてはなりません。
これらの工程をうっかり忘れて掃除しないように気を付けてください。
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新築住宅に神棚を設置する場合の注意点
神棚を設置する場合は、以下の注意点を意識しましょう。
神様をまつるためのものだからこそ、適切な方法で設置してください。
仏壇の場所に注意
先述したように、神棚を設置する場合は、場所選びが重要になります。
そのなかでも大切なのが、仏壇と向かい合わせ、もしくは仏壇の上にならないようにする点です。
仏壇は仏様と関連しているため、近くに設置するのが丁度良いと思われがちです。
しかし、これらが近くにあると、お祈りをする際にどちらかに背中を向けてしまいます。
神様に対して失礼にあたるため、こうした状態にならないよう、異なる部屋に置いたほうがベターです。
同じ室内でそれぞれを異なる高さに設置するのも、まるで神様に優劣をつけているような状態になってしまいます。
たとえ自分にその意図がなくても、設置のうえではNGとなるポイントなので覚えておきましょう。
汚れやすい場所を避ける
当然ながら、神様を祀る棚を汚れやすい場所に置くのは避けてください。
汚れやすい場所は神様が避けてしまうため、常に清潔なスペースを選ぶのが大切です。
たとえば高さや位置などが丁度良いからといって、キッチンの食器棚に設置するのは控えたほうがいいでしょう。
水回りは生ごみやカビなどが繁殖しやすく、神様が嫌う汚れがたくさんあります。
しかも家事をしている際に背中を向けてしまう恐れがあるため、避けたほうが良いスペースといえるでしょう。
ただし、火の神様を祀りたい場合は、料理で火を扱うキッチンが最適です。
あくまでもこれはイレギュラーな場合なので、基本的には他の汚れにくい清潔なスペースを選んでください。
上に通路があるスペースも避ける
上に通路がある場所も避けたほうがいいとされています。
このようなスペースに設置してしまうと、通路を通った際に神様の上を移動する形になってしまうため、失礼に当たります。
もし新築住宅が1階建てであればほとんど心配はありませんが、2階建ての場合は注意が必要です。
できれば2階に設置スペースを設けましょう。
この方法であれば神様の上をとおってしまうリスクを解消できます。
しかも2階は1階よりも風通しと日当たりが良いため、神様を祀るのに最適な環境が整っています。
光が入りにくく薄暗いスペースは好ましくないため、こうした条件を考えても2階はベストな設置場所といえるでしょう。
もし2階に設置できる高い家具がない場合は、模様替えをしてスペースを確保するのがおすすめです。
神様を祀るのに丁度良いスペースを作れるよう、さまざまな工夫をしながら試してみてください。
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まとめ
新築住宅に神棚は必ずしも必要なものではありませんが、祈りを捧げたい方にはおすすめです。
目線より高い位置、日当たりがよく風通しが良いなど、設置スペースには十分気を付けましょう。
また、汚れやすいスペースを避けるなど、注意点も覚えておいてください。
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シルバシティ スタッフブログ編集部
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