マンションの購入を検討している方のなかには、「コンパクトマンション」という名称を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
「コンパクト」の響きから小さなマンションだと想像できますが、コンパクトマンションを購入するとどのようなメリットが得られるのでしょうか。
そこで今回は、コンパクトマンションとはなにか、購入するメリットやどのような方に向いているのかもあわせて解説します。
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購入前に確認したい!コンパクトマンションとは?
コンパクトマンションには、明確な定義はありません。
しかし一般的には、単身者や二人暮らしの方を対象とした小規模なマンションを指します。
床面積は30㎡~50㎡、間取りは1LDKや2LDKが主流です。
コンパクトであるため都心部にも建てやすく、立地の良い物件が多い傾向にあります。
さらに、便利な設備が充実している物件が多いことも、コンパクトマンションの特徴のひとつです。
コンパクトマンションの需要が高まっているのはなぜ?
コンパクトマンションの需要が高まっているのは、年齢を重ねてから結婚する方や、あえて子どもを持たない二人暮らし世帯(DINKs)が増えたことが理由です。
かつては子どもが複数人いる世帯が主流であり、ファミリータイプのマンションが人気を集めていました。
しかし、子どものいない家庭が増えたことにより、ファミリータイプのマンションでは広すぎると感じる方が増加したのです。
また近年は生涯結婚をしない方も多く、単身者用マンションの需要が高まっています。
しかし単身者用マンションの数は、あまり多くありません。
とくに東京都内では各区でワンルームマンションの建築が制限されているため、単身でマンションを購入したい方に向いている物件は希少でした。
そこで登場したのが、コンパクトマンションです。
コンパクトマンションの主流である30㎡~50㎡は、ワンルームマンションより広く、ファミリータイプのマンションより狭い、中間的な数字となっています。
2000年代以降はコンパクトマンションの需要がさらに高まり、物件数が増えています。
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コンパクトマンションを購入すると得られるメリットとは?
前章ではコンパクトマンションの特徴として、立地が良く、設備も充実した物件が多いことを挙げました。
この章では、これらの特徴をもとに、コンパクトマンションを購入すると得られるメリットについて解説します。
メリット1:利便性が高い
先ほどお伝えしたとおり、コンパクトマンションは都心部や駅周辺などに建てられている傾向にあります。
これは、ファミリータイプより全体の面積が抑えられるため、大規模なマンションを建てにくい場所でも建築が可能だからです。
またコンパクトマンションは一戸あたりの床面積が狭いため、一棟のマンションに多くの住戸を作れます。
そのため各住戸から徴収する管理費などが多く集まりやすく、潤沢な管理費で共有スペースを充実させているマンションもあります。
コンパクトマンションは、外出しやすく、暮らしやすい環境が整っているといえるでしょう。
メリット2:資産価値を維持できる
コンパクトマンションの立地の良さなどから得られるメリットは、利便性の高さだけではありません。
購入後に万が一手放すことになったとしても、立地の良さなどを魅力的だと感じる方は多く、新たな買主が見つかりやすいのです。
立地の良い物件は、基本的には資産価値が高くなります。
新築時に導入された最新設備は時間の経過とともに古くなりますが、駅などの位置は簡単には変わりません。
維持管理さえ怠らずにいれば、コンパクトマンションは資産価値を維持しやすい物件だといえます。
メリット3:購入価格を抑えられる
コンパクトマンションには上記のようなメリットがありますが、購入価格も抑えられます。
ファミリータイプのマンションは面積が広いため、価格が高くなりがちです。
しかしコンパクトマンションは面積が狭い分、近隣にあるファミリータイプのマンションよりも安価で購入できます。
メリット4:年齢を重ねても暮らしやすい
広々としたマンションは快適そうに見えますが、光熱費が多くかかったり、掃除に手間がかかったりと、良いことばかりではありません。
とくに年齢を重ねてからは、広い室内を移動したり、掃除したりするのが身体の負担になることもあるでしょう。
コンパクトマンションは面積が狭く、足腰が弱ってからも生活しやすい点がメリットです。
また年齢を重ねると通院の機会が増えやすいため、コンパクトマンションの立地の良さに助けられる可能性があります。
駅の近くにあるコンパクトマンションであれば、運転免許証の返納後も安心です。
コンパクトマンションのデメリット
一方で、コンパクトマンションにもデメリットがあります。
まず、住宅ローン控除を利用できないケースがあることです。
住宅ローン控除の対象となるのは、床面積が50㎡以上の住宅です。
コンパクトマンションの多くは30㎡~50㎡であるため、住宅ローン控除の条件を満たせません。
住宅ローン控除が利用できる場合とできない場合とでは、支出額に大きな差が生じるでしょう。
住宅ローン控除の条件となっている床面積は、マンションのパンフレットではなく登記簿に書かれている「内法面積」であることにも注意が必要です。
ただし2023年のルールでは、所得が1,000万円以下の方が2023年までに建築確認が済んだ新築住宅を取得した場合、床面積の条件が40㎡以上に引き下げられます。
このように、住宅ローン控除の内容は年によって変わる可能性があるため、最新の状況を確認することが大切です。
また人数の増加に対応できない点も、コンパクトマンションのデメリットとして挙げられます。
人生は何があるかわからず、現時点では希望していなくても、子どもをもったり、親と同居したりすることもあるかもしれません。
1人程度の増加であれば生活はできるものの、やはり狭さが気になってしまいます。
このようなケースでは、売却したり、賃貸に出したりすることになるでしょう。
あまりにも狭いコンパクトマンションを購入すると、手狭になりやすいだけでなく、買主や借主が見つかりにくくなる可能性があります。
コンパクトマンションといえども、少しだけゆとりのある広さの物件を購入すると安心です。
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コンパクトマンションの購入に向いている方とは
コンパクトマンションの購入に向いているのは、「単身者」「DINKs」「シニア層」「不動産投資家」です。
単身者やDINKs、シニア層に該当する方は、ファミリータイプのマンションを購入しても持て余してしまう可能性があります。
立地が良く、設備が充実しているコンパクトマンションであれば、ほど良い広さで快適に生活できるでしょう。
一方で、コンパクトマンションは資産価値が維持されやすいため、不動産投資を考えている方にも向いています。
生涯結婚をしない方や子どもをもたない方は多く、コンパクトマンションの需要は続くと考えられるためです。
コンパクトマンションを賃貸物件として運用すると、立地の良さなどに惹かれる方が現れ、入居者が見つかりやすいでしょう。
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まとめ
コンパクトマンションとは、1~2人向けの小規模なマンションのことです。
明確な定義はありませんが、30㎡~50㎡で1LDKや2LDKの物件が多く見られます。
コンパクトマンションは立地が良く、設備が充実している傾向にあるため、利便性の高さがメリットです。
面積が狭い分、ファミリータイプのマンションより安く購入できますが、住宅ローン控除を利用できない物件も多いため気を付けましょう。
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シルバシティ スタッフブログ編集部
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