マンションを選ぶうえでのポイントの1つが、天井高です。
とはいえ、天井高とはそもそもどういうものなのかや、天井が高いマンションと低いマンションのどちらを選ぶべきなのか、わからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、マンションの天井高の平均や、天井が高いマンションと低いマンションのメリット・デメリットをご紹介します。
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マンションの天井高の平均
マンションの天井高は、部屋の印象を左右する重要なポイントです。
ご自身の理想にあったマンションに住むために、まずは天井高の概要と平均を把握しておきましょう。
マンションの天井高とは
天井高とは、室内の床から天井までの高さのことです。
居室の天井高は、建築基準法で2m10cm以上と定められています。
居室とは、リビングや寝室などの長く過ごす部屋を指し、トイレや浴室、廊下など一時的に使われる場所は含まれません。
ただし、建築基準法で定められている基準はあくまでも最低ラインであり、マンションの天井高はこれよりも高く設定されています。
天井高の平均
マンションの天井高の平均は、およそ2m40cmです。
天井高が2m40cmあれば、窮屈さを感じる可能性は少なくなるでしょう。
近年では天井高が2m50cm~60cmのマンションも増えていて、2m70cm前後の物件も珍しくありません。
それに対して、古いマンションの天井高は低めの傾向にあります。
築20年~30年のマンションであれば2m30cm~2m40cmのものが多く、旧耐震基準で建てられたマンションでは2m20cm~2m30cmのものも少なくありません。
天井高は、10cm異なるだけで部屋の開放感に大きな影響を与えます。
中古マンションを購入する場合は、天井高にも注目して物件を選ぶと良いでしょう。
マンションの天井高は一定とは限らない
マンションの天井高を考えるうえで注意したいのは、マンションの天井高は一定と限らないといった点です。
マンションの天井には、梁などの構造上必要な段差があるケースも少なくありません。
床から一番高い位置の天井高が高くても、段差がある場所では天井高が2m10cmほどと低めになっている可能性があります。
また、比較的新しいマンションでは、階によっても天井高が異なるケースがあります。
二段ベッドなどの背の高い家具を置く予定がある場合は、詳細な間取り図で天井高を確認しておきましょう。
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天井高が高いマンションのメリット・デメリット
近年では天井高が高めのマンションが増えていますが、天井高が高い物件にはメリットだけでなくデメリットも存在します。
天井高が高いマンションが向いているかどうかは、ご自身がマンション選びの際に何を重視するかによっても異なります。
天井高が高いマンションのメリット・デメリットを把握したうえで、ご自身に合った天井高のマンションを選ぶと良いでしょう。
メリット
天井高が高いマンションのメリットは、以下の2点です。
●開放感がある
●高級感を演出できる
天井高が高い部屋は開放感があり、部屋が広く感じられます。
部屋が広く感じられるため、のびのびと快適に過ごせるでしょう。
また、天井高が高いマンションでは、インテリアで高級感のある空間を演出できるのも魅力です。
海外のシャンデリアなどの高さがあるインテリアも、天井高が高ければ問題なく設置できます。
シーリングファンを設置すればリゾート感を演出できるなど、天井に設置する家具によってさまざまな雰囲気にデザインできるのもメリットです。
デメリット
天井高が高めのマンションには開放感があるなどのメリットがある一方、デメリットも存在します。
代表的なデメリットは、以下の3点です。
●冷暖房効率が悪い
●既製品のカーテンが対応できない可能性がある
●電球の交換が難しい
天井高が高めのマンションにおける大きなメリットの1つが、冷暖房効率の悪さです。
天井高が高い部屋は空間が広く、窓の面積が大きいケースも多いため、どうしても空調が効きにくくなってしまいます。
暖かい空気は上へ、冷たい空気は下へ集まる習性があるため、冬場はとくに寒く感じられるでしょう。
サーキュレーターを使って空気を循環させれば快適に過ごせますが、冷暖房とサーキュレーターの併用は電気代が高くなってしまいます。
また、天井高が高いマンションでは既製品のカーテンが使用できないケースがある点もデメリットです。
ハイサッシが取り付けられている場合は既製品のカーテンが使用できないため、費用が高くついてしまうでしょう。
さらに、天井高が高いと電球の交換がしにくくなってしまう点にも注意が必要です。
メゾネットタイプの吹き抜けがある物件などでは、電球を交換するために電動昇降機を取りつけるケースもあります。
天井高が高いマンションは開放感が魅力ですが、生活の利便性やランニングコストの面から見るとマイナスになってしまう点も存在します。
これらのデメリットをふまえ、天井高が高いマンションがご自身の理想の物件に合致しているかを検討すると良いでしょう。
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天井高が低いマンションのメリット・デメリット
天井高が低めのマンションには魅力を感じられず、マンションを購入する際の選択肢には入らないとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、天井高が低いマンションにもメリットがあるため、物件によっては快適に過ごせます。
天井高が低いマンションのメリットやデメリットを知れば、物件選びの選択肢が広がる可能性もあるでしょう。
天井高が低いマンションのメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
天井高が低いマンションの主なメリットは、以下の2点です。
●冷暖房効率が良い
●居室を落ち着ける空間にできる
天井高が低いマンションは、部屋の容積が少ないため冷暖房効率が良いのがメリットです。
天井高が高い部屋よりも空気の循環が早いので、冷暖房が効きやすくなります。
冷暖房設備にかかる電気代も節約できるでしょう。
また、天井高が低い部屋は落ち着ける空間になるというメリットもあります。
実際に天井高が低いマンションで暮らしている方からは、「おこもり感があって落ち着く」という声も聞かれます。
天井が高い部屋は開放的ですが、そわそわしてしまい落ち着かないと思う方も少なくありません。
そのような方にとっては、天井高が低いマンションのほうが向いていると言えるでしょう。
デメリット
天井高が低いマンションの主なデメリットは、以下の2点です。
●家具の配置が制限される可能性がある
●圧迫感がある
天井高が低いマンションでは縦の空間が限られているため、高さがある家具の配置が制限されるおそれがあります。
本棚や食器棚などの家具が置けなくなる可能性があるほか、ペンダント照明を設置すると頭をぶつけやすくなる可能性があります。
梁などで天井の一部が低くなっている場合は、配置できる家具がより制限されてしまうでしょう。
また、圧迫感や窮屈さを感じやすいのもデメリットです。
部屋が広くても、天井が低いだけで窮屈に感じられてしまうおそれがあります。
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まとめ
マンションの天井高の平均はおよそ2m40cmですが、近年では2m70cm前後の物件も増えてきました。
それに対して、古いマンションの天井高は2m40cmより低いものが多いなど、新しいマンションと比較すると低めの傾向にあります。
天井高が高いマンションにも低いマンションにもそれぞれメリット・デメリットがあるため、ご自身にあった天井高のマンションを選びましょう。
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シルバシティ スタッフブログ編集部
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