新築マンションは室内外が美しく、最新の設備が導入されていますが、高価な物件がほとんどです。
一方、中古マンションは安価で購入できますが、設備やデザインが古く感じるかもしれません。
新築と中古のどちらも購入の決め手に欠けると考えている方には、「築浅」のマンションがおすすめです。
今回は、築浅とはなにかを解説したうえで、築浅マンションを購入するメリット・デメリットをご紹介します。
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マンションを購入するなら知りたい!「築浅」の定義とは
「マンションを買うなら新築が良い」と考えている方は少なくないでしょう。
しかし新築には定義があり、ただ新しいだけではないことをご存じでしょうか。
新築マンションには新築マンションの良さがありますが、新しいマンションを購入したいのなら「築浅」という選択肢もあります。
築浅の定義とは
不動産の広告などでよく見かける「築浅」には、明確な定義はありません。
そのため、築浅を築何年以内だと捉えるかは不動産会社によって異なります。
一般的には「築浅=築5年以内」とする不動産会社が多いようです。
ただし、築浅には「新築」は含まれません。
新築には、次のような明確な定義があります。
●築1年未満であること
●未使用であること
新築マンションを名乗るためにはどちらも満たさなければならず、たとえば買主が見つからず築1年が経過したマンションは新築ではありません。
一方、築1年未満であっても、一度誰かが購入したマンションは新築の定義から外れます。
これらのマンションは、新築ではなく築浅です。
つまり築浅とは、新築の定義は満たさないものの、比較的築年数が浅い物件のことをいいます。
築浅マンションにはどのような特徴がある?
一般的には、築浅マンションは新築マンションよりも購入しやすい価格です。
マンションや一戸建ては、基本的には新築時がもっとも高価であり、時間の経過にともない価値が低下していきます。
新築の定義から外れただけで、ガクッと価値が下がるケースも少なくありません。
「新築」であることが付加価値となり、実際の価値よりも高い価格が付けられているケースが多いためです。
しかし不動産全体が値上がりしている時期などは、築浅になっても不動産の価値が下がりにくく、しばらく新築の価格が維持されることもあります。
近年は、新築マンションと同水準の価格が設定されている築浅マンションも見かけるようになりました。
築浅だから安いとは一概には言えず、また築浅だから状態が良いとも断言できません。
築浅であっても、前の買主の暮らし方が乱雑であれば室内が傷んでいる可能性があります。
一方で大切に管理され、築年数が経過しているのに良い状態を保っているマンションも多く存在します。
築浅として売り出されている理由は、新築のうちに買主が見つからなかった、前の買主に手放さなくてはならない事情ができたなど、マンションによってさまざまです。
「新築だから」「築浅だから」と簡単に判断せずに、上記の特徴を踏まえたうえで、マンション自体に目を向けることをおすすめします。
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築浅マンションを購入するメリットとは
築浅マンションには、新築マンションのような「新築」の付加価値はありません。
そのため、「新築マンションを購入する」という価値を求める方には物足りない物件でしょう。
しかし築浅マンションを購入すると、次のようなメリットを得られます。
メリット1:新築時より価格が安い
先ほど解説したとおり、築浅マンションは「新築」という価値がない分、新築マンションに比べると価格が下がっています。
築浅マンションの価格の目安は、新築マンションの90%程度です。
新築当初5,000万円で売り出されていたマンションを、4,500万円程度で購入できる計算になります。
メリット2:設備が新しい
築浅マンションは築5年以内の物件が多いため、導入されている設備が最新の型である可能性があります。
マンションにもよりますが、建物の内外が新築と遜色がないくらいきれいに保たれているケースも珍しくありません。
未入居のまま築年数が経過して築浅になったマンションの場合は、新品の状態で設備を利用できます。
メリット3:リフォーム費用などを節約できる
築浅マンションは全体的に使用感が少なく、デザインも古びていない物件が多いことが特徴です。
中古マンションを購入する場合、購入後に最新の設備を導入したり、暮らしやすいように手直しをしたりするケースが多いのですが、築浅マンションであれば大掛かりな工事は必要ないでしょう。
中古マンション購入後にかかるはずだったリフォーム費用なども、節約できることになります。
ただ安いだけでなく、設備が新しく、見た目もきれいな物件が多い点が、築浅マンションを購入する大きなメリットです。
「なるべく新しいマンションを購入したいけれど、新築マンションは高すぎる」という方は、築浅マンションが向いているといえるでしょう。
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築浅マンションを購入するデメリットとは
新築ほど新しくなくても良い、未使用のマンションでなくても良いという方にとっては、築浅マンションはメリットの多い物件です。
築浅マンションを選択肢に入れている方は、築浅マンションを購入するデメリットもチェックしておきましょう。
購入前にデメリットをチェックしておくと、事前に対策を講じることができます。
デメリット1:物件数が少ない
マンションの多くは新築時に購入され、買主のマイホームとなります。
そのため、不動産市場における築浅マンションの物件数は多くありません。
ご自身の探しているエリアで見つかるとは限らず、見つかったとしても人気があるためすぐに買主が決まります。
条件に合った築浅マンションを探そうとすると、長い時間がかかってしまうかもしれません。
デメリット2:管理状況がわからない
築年数が浅いということは、建物としての歴史が浅いということです。
12~15年に一度おこなう大規模修繕をまだ実施していないため、きちんと修繕するのか、修繕費用は集まっているのかなど、管理状況や経済状況を正確に把握できません。
築浅よりも長い期間が経過した中古マンションであれば、修繕履歴などから購入前にリスクを察知できるでしょう。
デメリット3:トラブルが潜んでいる可能性がある
築浅マンションの多くは、新築時に買主が見つからなかった物件や、買主がすぐに手放した物件です。
買主が見つからない理由やすぐに手放した理由によっては、購入後にトラブルに巻き込まれる可能性があります。
築浅マンションが売りに出されている理由で多いのは、購入直後の転勤や離婚、住宅ローンの滞納などです。
しかし、マンション自体や周辺環境に難があって買主が見つからないケースや、近隣トラブルによって引っ越しを余儀なくされたケースなどもあります。
メリットの多い築浅マンションだからこそ、購入前に管理状況や売却理由をしっかりと調べておきましょう。
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まとめ
築浅には、明確な定義はありません。
一般的には、新築には該当しない、築5年以内の不動産のことをいいます。
築浅マンションを購入するメリットは、きれいなマンションを比較的安く入手できる可能性があることです。
しかし築浅なのに売り出されている理由によっては、さまざまなトラブルに巻き込まれるかもしれません。
売却理由や状態などをよく確認したうえで、購入することをおすすめします。
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シルバシティ スタッフブログ編集部
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