注文住宅ではなく、新築一戸建てや建売住宅を購入する場合、比較的早く入居できるメリットがあります。
しかし、土地探しや設計に自分が関わっていないため、さまざまな部分に注意が必要です。
そこで、新築一戸建ての購入でチェックしたい建物・土地・周辺環境の注意点を解説します。
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新築一戸建てを購入する場合の注意点①建物
新築一戸建てに引っ越した後で、建物の不便さに気がつくことがあります。
どのような部分が問題となりやすいのか、具体的な注意点を見てみましょう。
間取りと部屋数
完成した状態で売られている新築一戸建ては、ターゲットとする買主に合った間取りと部屋数で建てられています。
しかし、買主のライフスタイルや家族の人数はさまざまであり、すべての方にとって使いやすい住宅となるわけではありません。
とくに、間取りと部屋数が希望どおりではないと、引っ越してから後悔しやすくなります。
新築一戸建てを購入する前には、実際の生活をイメージして、間取りに問題ないか確認することが大切です。
小さな子どものいるファミリーであれば、子どもから長時間目を離すことなく、洗濯や料理ができるか確認してみましょう。
また、部屋数が家族の人数より少ない場合には、家族がそれぞれの個室を確保できません。
子どもが小さなうちは問題がなくても、成長とともに勉強部屋を与える必要があります。
間取りと部屋数について妥協せず、家族に合った新築一戸建てを探してみてください。
コンセント
新築一戸建てへの引っ越しを済ませた後で、必要な場所にコンセントがなく、後悔することがあります。
コンセントを増設する場合には、別途費用と工事の手間がかかりますので、できるだけ必要な場所にあらかじめコンセントがあることが理想的です。
コンセントが必要な家電は、洗濯機・冷蔵庫・エアコンなど、ある程度設置場所が定まっているもの以外にも多くあります。
それぞれの個室内に必要な数のコンセントが必要な場所にあるかについて、内覧時に確認することが望ましいです。
個室以外では、トイレ・廊下・脱衣所などで、掃除機や小型暖房器具のためにコンセントが必要になることがあります。
アフターサービス
新築一戸建てには、住宅品質確保促進法に基づいて、10年間の契約不適合責任(旧:瑕疵担保責任)が義務付けられています。
この契約不適合責任とは、建物の基礎などの重要部分において隠れた不具合が見つかった場合、修繕費が保証されるものです。
新築一戸建てによっては、この契約不適合責任とは別に、独自のアフターサービスを設けているものがあります。
新築一戸建ての購入前には、住宅の点検や補修などについて、どのようなアフターサービスがあるか確認することが望ましいです。
アフターサービスの内容とともに、保証期間が十分かどうかも確認しておきましょう。
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新築一戸建てを購入する場合の注意点②土地
新築一戸建てでは建物内部に注目しやすいですが、建物のある土地についても注意が必要です。
土地のどのような部分で失敗しやすいのか、具体的な注意点をチェックしましょう。
用途地域
将来的な建て替えの可能性を考慮して、建築可能な建物にどのような制限があるか確認することが注意点です。
なかでも、計画的な市街地形成のため定められた用途地域によっては、建築可能な建物の種類・広さ・階数に制限があることに注意しましょう。
また、建ぺい率・容積率についても、あらかじめ確認しておくことが大切です。
このほかに、埋蔵文化財包蔵地や風致地区に定められている土地の場合には、建て替えに対する規定が厳しいことが注意点です。
地盤・高低差
新築一戸建てを購入する前には、土地の安全性を確認するようにしましょう。
土地の安全性を考えるうえで、まずチェックしたいのが、地盤の状況です。
地盤が弱い土地では、大地震が発生した場合に液状化現象が起きやすく、建物が沈み込んだり傾いたりするリスクがあります。
過去の大地震において、付近一帯でこうした被害が発生していないか、記録を調べることが注意点です。
また、エリア全体に高低差があり、低い場所に新築一戸建てがある場合には、大雨や台風で水害が発生するリスクがあります。
新築一戸建てがある土地について、どのような災害リスクがあるか十分に検討することが大切です。
境界線
たとえ目には見えなくても、自分の土地と隣地との間には境界線があります。
しかし、何らかの理由により、購入した新築一戸建ての境界線があいまいだと、認識の相違から隣地の所有者とトラブルになることが注意点です。
境界線があいまいになりやすい状況としては、相続で受け継がれた土地であるため、長年の慣習により普段は境界線を意識していないケースなどが挙げられます。
新築一戸建てのなかには、こうした土地に建つものがありますので、境界線を確定させる測量がおこなわれているか確認しましょう。
この境界確定測量をしていない土地の新築一戸建てを購入してしまうと、隣地の所有者との間で大きなトラブルが起こるリスクがあります。
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新築一戸建てを購入する場合の注意点③周辺環境
建物と土地についての注意点をチェックしたら、最後に周辺環境について注意するポイントを見ておきましょう。
交通アクセス
新築一戸建てを購入する前には、交通アクセスの良さを確認することが注意点です。
まず、通勤や通学で毎日駅を利用する場合、最寄り駅まで徒歩何分かかるか確認しましょう。
地図上で見るだけでなく、実際に歩いてみて、坂道や信号の多さなどの歩きにくいポイントがないかをチェックしてみてください。
また、最寄り駅から離れた場所に新築一戸建てを購入するならば、バス停の近さと本数について確認が必要です。
とくに、通勤や通学に使う朝と夕方に十分な本数があるかは、生活のしやすさを左右するポイントになります。
このほかに、自家用車での移動がメインになる場合、交通量の多さや車庫の使いやすさについてもチェックが必要です。
自分と家族が日常的に利用する交通手段について、それぞれ快適さに問題ないか確認してみましょう。
治安と周辺施設
新築一戸建ての周辺環境のなかでも、治安と周辺施設は生活のしやすさに直結するポイントです。
治安の良し悪しを判断するには、警察署が公開している防犯マップを確認するのが良いでしょう。
もちろん、実際に周辺を歩いてみて、通学や通勤でとおる場所に不安な場所がないか確認することは大切です。
一方で、周辺施設については、毎日の食事に欠かせない食料品などを購入できる場所が近くにあるか確認しましょう。
歩いてアクセスできる場所にスーパーマーケットがあれば、買い物の負担が減らせます。
また、内科・外科・小児科など万が一の場合に頼れるクリニックについても、確認したいポイントです。
子育てのしやすさ
小さな子どものいるファミリーの場合には、とくに子育てのしやすい環境が整っているか確認することが注意点です。
具体的にチェックするのは、学校と保育施設の場所です。
子どもが安全に通学しやすい場所に学校があるか、自分が送り迎えしやすい場所に学校や保育施設があるか確認してみてください。
また、周辺に公園や学習塾があるかどうかについても、新築一戸建てを購入する前に確認してみましょう。
現在は就学前の子どもがいる場合でも、子どもの成長に合わせて、必要となる環境が周辺に整っているか、長い目で判断することが大切です。
このほかに、周辺住民に子育て世帯が多いかどうかを確認するのがおすすめです。
子どもと親がそれぞれ同世代のファミリーがいれば、お互いに情報交換ができます。
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まとめ
新築一戸建てを購入する前には、建物の間取り・部屋数・コンセントについて確認することが注意点です。
また、土地については建て替えに制限がないか、地盤の安全性や境界線に問題ないか確認する必要があります。
さらに、交通アクセス・治安・子育てのしやすさは、新築一戸建てを購入する前に確認したい周辺環境の注意点です。
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シルバシティ スタッフブログ編集部
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